相続は、大変です

相続って、大変なんですね。
私が勤める会社の社長のお母様が、お亡くなりになりました。
勤め始めて日が浅い私は面識ありませんが、社長のお父様(既に他界)の後妻さんで老人福祉施設に入居されるまでは、会社の役員として名を連ね、社長一家と数十年生活を共にされていたそうです。
実は、社長は長男ではなく、4人兄弟の三男らしいのです。
社長の話によると、お母様は生前、「自分のものは全てお前たちのものだ」と社長夫婦に話され、遺言状も作られ、兄弟納得の上で身の回りのお世話をされたそうです。
お母様の様態が悪くなったころから他のご兄弟が、頻繁に病院に顔を出すようになり、皆の顔を見ているうちに遺言を書き換えようかと迷いが出たそうです。
そしてその矢先に、お亡くなりになりました。
社長以外の兄弟は、書き換えられるはずだったと遺言書の無効を主張。
自分たちの分け前を要求されました。
血を分けた兄弟といえ、三人相手に話し合いも難航し、争い事が苦手な社長は、その事ばかりで頭がいっぱい。
仕事どころじゃありませんでした。
決してお金目当てではなかったにしろ、血の繋がらない母親の面倒を長年見てきた社長夫婦のご苦労、一体なんだったのでしょうね。
親の面倒を見たものが、相続するものだと私は思っていました。
でも、実際はそうではないようです。

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