2013年8月アーカイブ

人間は明日どうなるかわからないものです。
明日どころか一瞬後だってわかりません。
ところが、誰もが自分は大丈夫だという根拠のない自信を持っています。
もし、自分が明日どうなるかわからないと知っていれば、
誰もが愛する人のためにメッセージを残そうとするのではないでしょうか。
遺言は愛する人たちに残す最後のメッセージです。
自分には財産なんてないから、
そんなものは遺す必要はないと思っている方も多いかもしれません。
ですが、もし自宅を持っている方なら、
その自宅をどうするかというのは大問題です。
子どもがいればいいのでしょうが、
もし夫婦二人で名義が故人になっていた場合が問題です。
夫婦の家なのだから残されたほうが暮らせると思ったら大間違いです。
故人に兄弟姉妹がいれば、
相続の問題が急浮上することも考えられます。
その結果、残された妻が自宅に住めないというようなことがよく起こるんです。
夫に先立たれて自宅にも住めなくなるなんて悲しいと思いませんか。
だから、遺言が必要なんです。

相続を巡って争って親族間が紛争が生じるケースなどはよくあるのかもしれません。
でも、正直なところお互い相続する人たちはスムーズに遺言に従って相続したいと願っているのかもしれません。
しかし、時には遺言書が無い場合のケースは遺産分割協議を行う必要がある場合もあります。
こういったケースで親族の紛争を防止するためには、やはり遺言が必要かと思います。
あると、ないとでは全く変わってくるものみたいですからね。
そしてできればですが、自筆ではなく公正証書が望ましいですね。
それはなぜかと言いますと、自筆が存在してたのに法律上定められている著名や押印を欠くため、自筆は無効になるのです。
これではせっかく作成したのも無駄になりますよね?
なので無効になってしまわないためにも、弁護士の助言の上で作成することをおすすめ致します。
こういったことを、いろんな見方をして準備しておくことが今後のためにも良いかと思われます。
残された方々が安心して解決するためにも学んでおきたい部分ですね。