一生のうち家庭内でトラブルを抱える機会は多々あるかもしれません。
その中でも多く発生してしまうのが相続に関するトラブルと言えるでしょう。
家族が後々困らないように自分の遺言を生前に正しく作成したいという方などもいらっしゃるのではないでしょうか。
遺言は「様式行為」とされており、1つ誤ると効力がなくなってしまうこともありますから、正しい知識を持って作成したいものですよね。
相続や遺言に関して、トラブルがないようにするためには是非プロの専門家に頼んでみてはいかがでしょうか。
司法書士、弁護士に限らず、相続税などに関しては税理士も担当して頂けます。
それぞれの悩みに対して、どの専門家に頼めばよいかわからない方もいらっしゃる鴨れませんね。
そんな時に利用したいのが、無料の相談窓口です。
最近では、インターネットでも情報を提供されていますし、相談窓口であれば専門家の切り分けをして紹介までして下さるので安心ですよ。
是非皆さんも困ったことがあれば、相談してみましょう。
相続手続きの主なものとして、遺産分割と相続税の納税があります。
遺産分割とは相続人のすべての話し合いにより、亡くなった方の全ての財産、権利義務を分配する手続きです。
そのためには、被相続人が産まれてから死ぬまでの戸籍を確認して、全ての相続人を漏れなく探し出し確定する手続きが必要になります。
そのうえで、相続人全員のあいだでどのように遺産を分けるかを話し合い、遺産分割協議書を作成しなければなりません。
遺産分割協議書には、相続人全ての署名と押印が必要です。
押印は実印でしなければならず、印鑑登録をされていない場合には、お住まいの地域の役所で印鑑登録を行い、印鑑証明書を添付することも求められます。
この遺産分割協議書と印鑑証明書をもって、自分が取得した預貯金の名義変更や解約を金融機関に請求したり、不動産の登記名義を変更したりする手続きをしなければなりません。
一方、相続税の納税は基礎控除や非課税枠を使ってもなお財産の価格がある場合にのみ必要になります。
計算は非常に複雑なため、税理士等にお願いするのがベターです。